「アートを学ぶ」から 「アートで学ぶ」へ
日本中で子どもを対象とした表現のワークショップがさかんに行われています。その内容は、気軽に創作を体験するものから、一人ひとりの深い表現を引き出すものまで、さまざま。ただ、その潮流は、昨今の学びの多様化によって、「アートを学ぶ」から 「アートで学ぶ」へと変化しつつあるようです。
―子どもにとって表現ってなんだろう?
―アートでしか学べないことって?
―そもそもワークショップってなんだっけ?
フレンテホールを舞台に現在進行形で行われているの2つのユニークな子ども向けワークショップを題材に、ワークショップの新しいかたちと可能性、そして子どもたちに必要な表現と学びについて、参加者のみなさんと共に考えます。
日時:2024年9月14日(土) 13:30〜16:30
会場:西宮市フレンテホール スタジオf
定員:20名
対象:子どもの表現と学びに関心のある人
参加費:リアル2,000円 オンライン1,000円(開催後1週間アーカイブあり)
申込:https://teket.jp/5696/39346
プレゼンテーション:
岩淵拓郎 (なんだこれ?! サークル)
梶本大雅 (TSUMIKIプロジェクト)
ファシリテーター:吉原和音(アートマネージャー/京都芸術大学 アート・コミュニケーション研究センター 研究員)
ホスト:衣川絵里子(西宮市フレンテホール)
◎なんだこれ⁈サークル
「なんだこれ?!」を合言葉に、参加者がアイデアと表現を持ち寄って活動するサークル型表現ワークショップ。対象は小学4年生以上(大人もOK)。2014年に、編集者/元美術家・岩淵拓郎と一般社団法人タチョナによって考案、以降国内外で展開。22年、書籍『なんだこれ?!のつくりかた』出版。23年、阪急西宮ガーデンズにてイベント「なんだこれ?!ガーデンズ」開催。フレンテホールでは23年度より実施、今年度も10月より活動予定。 https://nandakore.net/
岩淵拓郎(いわぶち・たくろう)
1973年、宝塚生まれ/在住。関西学院高等部卒業。美術家を経て、2011年より編集者。なんだこれ?!サークルでは「ブッチーぶちょう」と呼ばれている。好きな食べ物は餃子。食べられないものはさんしょうの粒。
◎TSUMIKIプロジェクト
株式会社オトギボックス × 西宮市フレンテホールにて2022年から始まったプロジェクト。
名前の由来は並べたり、重ねたり、くずしたりして遊ぶおもちゃ「積木」から。
いろいろな形を積み上げて作品をつくるように、個性の異なる子どもたちが、コンサートの制作を通して主体的に対話、協力をし、公演を届けきることで得られる彼ら自身の学びに重きを置いている。https://otogibox.com/tsumiki
梶本大雅(かじもと・たいが)
1998年、西宮生まれ。大阪音楽大学ミュージックコミュニケーション専攻卒業、音楽・社会活動賞を受賞。在学時に任意団体オトギボックスを立ち上げ、親子向けコンサート「ようこそ絵本の音楽会へ」の制作を始める。
株式会社オトギボックス・代表取締役、西宮市フレンテホール・ディレクター、株式会社マランフラン・アシスタントプロデューサー、特定非営利活動法人京都フィルハーモニー室内合奏団・理事。