伴奏上映でよみがえる! 1925年のサイレントムービー 「ロイドの人気者」「ロスト・ワールド」

開催:2025.11.24 リリース:2025.09.21イベントホール

伴奏上映でよみがえる! 1925年のサイレントムービー 「ロイドの人気者」「ロスト・ワールド」

日時:
2025年11月24日 終日
2025-11-24T00:00:00+09:00
2025-11-25T00:00:00+09:00
場所:
西宮市フレンテホール
西宮市池田町11-1 フレンテ西宮5階
お問い合わせ:
西宮市フレンテホール
0798328660

 

ちょうど100年前に公開され、西宮にあった映画館「敷島劇場」にも
多くの人が詰めかけたに違いないサイレントムービーの傑作2本を、
楽士・鳥飼りょうによるピアノ生演奏付きで上映!

日にち : 2025年11月24日(月・休)
時 間 : ①11:00「ロイドの人気者」  ②14:00「ロスト・ワールド」

 

 

出演  鳥飼りょう(ピアノ)

サイレント映画の楽士。ピアノ、打楽器を演奏。
2012年、Planet+1で大森くみこが活動弁士を務めるユニット「深海無声團」の打楽器奏者としてデビュー。その後2015年に、神戸映画資料館でピアノのソロ伴奏デビュー。全ジャンルの映画に即興で伴奏をつけ、これまでに伴奏した作品数は850以上。国内外の映画祭や劇場等での伴奏付き上映に多数出演している。2018年、神戸発掘映画祭でフィルムアルヒーフ・オーストリア(オーストリア国立アーカイブ)が修復した『オーラックの手』デジタル復元最新版のワールド・プレミア上映で伴奏を担当。2021年、ピアノを常設する映画館を巡る全国ツアー「ピアノ×キネマ」を開催。同年、国立映画アーカイブ主催の「サイレントシネマ・デイズ」に初出演。
定期上映としては、Planet+1の「映画の樹シリーズ」(2015年~)、元町映画館の「SILENT FILM LIVE」(2018年~)、第七藝術劇場・シアターセブンの「アフター・リュミエール」(2021年~)、シネ・ヌーヴォの「ピアノーヴォ」(2024年~)でそれぞれ伴奏を担当(いずれも現在継続中)。
現在、最も上映会で演奏する楽士のうちの一人として関西を中心に活動している。

①ロイドの人気者
The Freshman(1925 / アメリカ / 76分)

監督:フレッド・ニューメイヤー/サム・テイラー
脚本:ジョン・グレイ/サム・テイラー
撮影:ウォルター・ランディン

キャスト
ハロルド・ラム:ハロルド・ロイド
ペギー:ジョビナ・ラルストン
学部長:ブルックス・ベネディクト
チェット・トラスク:ジェームズ・アンダーソン
大学専属洋服屋:ジョセフ・ハリントン
コーチ:パット・ハーマン

今も昔も、大学スポーツの花形といえばアメリカンフットボール。本作はアメフトと学園ドラマを絡めた“カレッジもの”黄金パターンで最初にメガヒットを飛ばした、記念碑的な作品だ。なんと、同じ年に公開されたチャップリンの名作「黄金狂時代」を上回る、260万ドルの興行成績を記録したのだから。
全編を通して笑えるシーンが続くが、その中でも、仮縫いのままパーティに参加したハロルドのジャケットがあちこち綻びて、そのたびにアル中の洋服屋がこっそり縫うシーンの面白さは、ひとつの設定の中にどれだけ多くのギャグを詰め込めるか?に挑戦し、成功した好例だろう。(ちなみに当時は禁酒法時代)また、サイレントなのに何故か聞き違いなど“音”に関するギャグが多いのも楽しい。
チャールズ・チャップリン、バスター・キートンと共に“三大喜劇王”と称され、ロイド眼鏡にその名を残すハロルド・ロイドの代表作がこの「ロイドの人気者」である。

あらすじ
憧れのテート大学に入学してヒーローになることを夢見る、素朴でお人好しなハロルド青年。新入生が学校で人気を獲得するための近道は、人気のある先輩の真似をすることだと考え、実際に動きやあだ名を真似てみる。それが学生だけでなく先生にも大ウケ。「自分は人気者になったんだ!」喜ぶハロルド。
でも実際は、笑い者になっているのに気付いていないだけ。そんな彼がフットボールチームに参加することに。練習初日から散々な目に遭い、もちろん試合にも出られないはずだったハロルドだが・・・。
彼は味方のピンチを救い、本物のヒーローになれるのか?

 

②ロスト・ワールド
原題:The Lost World(1925 / アメリカ / 103分)

監督:ハリー・O・ホイト
原作:アーサー・コナン・ドイル
脚色:マリオン・フェアファックス
特殊効果・技術監督:ウィリス・オブライエン

キャスト
ポーラ・ホワイト:ベッシー・ラヴ
ジョン・ロクストン:ルイス・ストーン
チャレンジャー教授:ウォーレス・ビアリー
サマリー教授:アーサー・ホイト
エド・マローン:ロイド・ヒューズ
グラディス・ハンガーフォード:アルマ・ベネット
チャレンジャー夫人:マーガレット・マクウェード

名探偵シャーロック・ホームズの原作者として有名なイギリスの文豪アーサー・コナン・ドイルが1912年に発表した同名小説の初映画化作品。
本作最大の見せ場は、ブロントザウルス・ステゴザウルス・トリケラトプスといったおなじみの恐竜が暴れ回るシーンだろう。恐竜の数の多さは本当にビックリするレベルで、スティーブン・スピルバーグの「ジュラシック・パーク」が公開されるまで、半世紀以上トップの座を譲らなかった。
この特撮を手がけたのはウィリス・オブライエン。本作で大きな成功を収め、1933年にはこれまた特撮の古典「キングコング」を担当するなど、“ストップモーション・アニメーションの父”と呼ばれる存在になっていく。また彼は、後年の“特撮の神様”レイ・ハリーハウゼンの師匠でもある。

あらすじ
ロンドン・ガゼット紙の記者エド・マローンにはグラディスという恋人がいた。エドは、グラディスから「素晴らしい仕事をしなければあなたとは結婚しない!」と言われたので、“失われた世界”を探索するためにアマゾン川上流に向かうチャレンジャー教授の探検隊に参加する。そこには絶滅したはずの恐竜が生き残っているという。探検隊の他のメンバーには“失われた世界”の第一発見者であるメープル・ホワイトの娘ポーラや、彼女を愛するジョン・ロクストン卿、虫の専門家サマリー教授らがいた。
南米のジャングル、その奥地で彼らを待ち受ける運命やいかに・・・!

 

チケット<全席自由/整理番号順入場>

[前売]1,000円 [当日]1,500円
[2作品セット券]1,500円
[2作品合わせて先着100人限定/小・中学生券]100円
*セット券と100人限定小・中学生券は前売のみ
*未就学児の入場はご遠慮いただいております
*前売券完売の場合、当日券は発売しません

 

プレイガイド

 

◎主催:西宮市 西宮市フレンテホール(指定管理者:日本管財・文化律灘・HA2B共同事業体)

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